ウィークリー・ワイルドデッキ#5 “今こそウォリコンだ!”

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カードゲームの華は、デッキリストだ。     –まつがん


結果を残した30枚のカードの束、それらには1枚ずつにストーリーがある。
どの1枚として無用なものはなく、全てに採用の理由があるのだ。

 

以前までは、このサイトでは無造作にリストを共有することしか出来ていなかった。
そこでこの新連載では、毎週1つのデッキを取り上げて、内容を吟味し、作者の意図を汲み取らんとする。

この記事が、君とデッキとの良い巡り合わせになれることを願っている。

ワイルドゴロシアムはいかがだったろうか。
普段スタンダードしかプレイしていないという方も、ワイルドという魔境を知る良い機会になったのではないだろうか。
どうかこれに懲りず、共にワイルドフォーマットを引き続き楽しもう。

ウォーロックとパラディンは明らかに最も12勝報告の多いヒーローだった。特にパラディンは先週紹介したシクレパラ、またこれまでの定番であった新兵やマーロックに加え、バフを重視したアグロパラディンに、はたまたメックパラディンまでも登場し、どれもが活躍していた。共通するのは全て[動員]を採用し、盤面を取って早期〜中期決着のゲームを目指していることだ。

そう、パラディンは今期、アグレッシブに攻めるヒーローとしては間違いなく最強だ。このことに異論のあるプレイヤーは少ないだろう。高いカードポテンシャルが、新兵やマーロックやメカと、あらゆるテーマのデッキを可能にしているのだ。

パラディンのような横並びに強いデッキと言えば、古くからコイツと決まっている。
そう、今回紹介するのはコントロールウォリアーだ。
ワイルドゴロシアムで12勝を果たした、あれっくすのリストをご紹介させていただこう。

ワイルドゴロシアム12勝 あれっくす’s “コントロールウォリアー/Control Warrior”

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コントロールウォリアー。先週のシクレパラに続き、由緒ある名デッキの1つ。このデッキの発想は単純だ。「相手のカードは全て処理」そして「装甲を貯めて受けきる」に尽きる。だがこの目的は、言うは易しだが実際はそうではない。特に昨今はどのアーキタイプも多様化し、それぞれが着実に強化されている。それらを全て受け切ろうというのだから、何とも懐のデカいデッキである。

ちなみにコントロールウォリアーについては、かえでみ (@KAEDEMI_HS)によるデッキガイドが当サイトに掲載されている。合わせてお読みいただきたい。
https://hearthintothewild.weblog.to/archives/5392564.html

ウォリコンの採用カードはその時々のメタによって大きく変動する。現環境で何のデッキを倒すべきか、そのために何を入れるべきか。選択はプレイヤー次第であり、的確なメタ読みとデッキ構成が非常に重要だ。このリストでは[カワキヒゲの鎧職人]と[報復]が1枚ずつとなっており、やや遅めのデッキに対して重点を置いてある。DKグルダンなどを見ているのだろう、[乱闘]はしっかり2枚積みだ。

4マナ武器の選択も注目したい。[ブラッドレイザー]は1枚で2回もオール1点ダメージをばらまくことができる一方、[デスバイト]はアタック4が魅力だ。どちらか合計で2枚の採用が基本だが、このリストでは[デスバイト]を2枚という選択である。プレイヤーによって好みが分かれるポイントだ。

[ドブネズミ]は2枚の採用と、エグゾディアメイジやマリゴスドルイドなどコンボ系相手に対しても抜かりはない。またワイルド専門カード[デスロード]もまた、相手のコンボパーツ落としに役立つカードだ。アグロデッキから[廻廊漁り蟲]が抜かれたことで、本来の使いやすさを取り戻した。

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しかし、[ドクター・ブーム]とは。かつては「入らないデッキは無い」とまで言わしめたものだが、今となっては非常に珍しいカードと言っていいだろう。1枚で盤面を構成できるレジェンドカードだ。ブームロボもンゾスでの復活が臨める…とは言え、コントロールデッキでのフェニッシャーとしての採用は中々無くなった。

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逆にあれっくすの採用していないカードを挙げてみよう。
[待ち伏せのガイスト]は、コントロールデッキなら誰もが1枚は差している、コンボデッキへのメタカードだ。現環境ならドラゴンコンボプリースト、マリゴスドルイド、翡翠ドルイド、キューブロックと幅広いデッキに刺さる1枚である。しかしこのカードは自分の[シールドスラム]も消してしまうので注意が必要だ。

[山火の甲冑]は見た目以上に性能のいいカードだと、熟練ウォリコンプレイヤーは言う。アグロデッキは相手から割りたがらない→有利トレードが見込みやすい、コントロールデッキに対しても、アタック4が地味ながら、特にプリーストに対して効果的だ。レノプリースト全盛期はニッチな人気があったとか無かったとか。

コントロールウォリアーは熟練度が求められるデッキだ。上級者の真似をして手を出すと、瞬く間に星は消えていくだろう (私のように)。是非ご利用は計画的にしていただきたい。