【ワイルド】奇数デーモンハンター デッキガイド
- 2020.05.05
- 奇数デーモンハンター デッキガイド
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現ワイルド環境でTier1に君臨するアグロデッキ。
デーモンハンターのクラスカードで占められる割合が多く、スタンダードプレイヤーも参入しやすいおすすめデッキ。
このデッキのレジェンドである「月を喰らうものバク」や「ロウゼブ」、「海賊パッチーズ」はワイルドをプレイするならば必須レジェンドであるため、作って損はしないのもうれしいところ。
「マナ消耗」の使いどころでマッチアップや盤面への理解度が試される深いデッキでもあります。
SampleDeck /サンプルデッキ
Match-ups/相性
VS サイクロンクエストメイジ | 5分 |
VS クエストレノメイジ | 有利 |
VS レノプリースト | 不利 |
VS キューブロック | 超有利 |
VS ディスカードウォーロック | 不利 |
VS 秘策メイジ | 5分 |
VS メックパラディン | 5分 |
VS 翡翠ドルイド | 5分 |
VS レノロック | 有利 |
VS 奇数ウォリアー | 不利 |
VS 奇数パラディン | 不利 |
VS アグロデーモンハンター | 有利 |
VS 海賊ウォリアー | 不利 |
VS メックトゥーンウォーロック | 有利 |
VS 偶数シャーマン | 有利 |
デッキの使い方
このデッキの基本的な動き方は、
1ターン目 1マナミニオンを置く
2ターン目 1マナミニオンを置く+ヒーローパワー or 1マナミニオンを2枚置く
3ターン目 3マナミニオンを置く or 1マナにミニオンを2枚置く+ヒーローパワー
4ターン目 「サテュロスの監督者」+ヒーローパワー or 「ヘンチクランのゴロツキ」+ヒーローパワー
5ターン目 3マナミニオンを置く+ヒーローパワー(+1マナミニオンを置く) or 「アズィノスのウォーグレイブ」装備
6ターン目 ヒーローパワー+「グレイブの達人」 or 「アズィノスのウォーグレイブ」+ヒーローパワー
7ターン目 「憤怒のプリーステス」を置く
これが黄金ムーブになります。
特に強力なターンは、
4ターン目の「サテュロスの監督者」、「ヘンチクランのゴロツキ」+ヒーローパワーによる盤面整理+展開orバフのターン、
6ターン目のヒーローパワー+「グレイブの達人」、
7ターン目の「憤怒のプリーステス」のドロップになります。
この3つの動きは覚えておくといいでしょう。自分で使うときも、奇数デーモンハンターを相手にするときもこのターンを意識するだけで勝利にぐっと近づくことができます。
この動きはあくまで基本的な動きであって、相手の盤面にいるミニオンに合わせて柔軟に1マナヒロパを駆使してマナを使っていかなければなりません。
また、4,6,7ターン目の動きが強力ではありますが、1,2,3ターン目にしっかり動けていなければ強力な動きにはなりません。
1ターン目に1マナミニオンを置けるか、3ターン目に3マナ使い切れるかによって打点の出方が格段に違うという特徴もあります。
そのため、マリガンでは1マナミニオンを2枚キープ、1マナがあれば3マナミニオンをキープすることが大切です。
プレイのコツ
ここからは対ヒーローごとに、このデッキの最も難しく、また最も腕前の出る「マナ消耗」の使い方について解説していきます。
上のマッチアップ相性を見て、「なんか不利マッチ多くない?」と思われた方もいるかもしれませんが、それらのマッチも「マナ消耗」の使いどころによって簡単に捲ることができます。
①メイジ
環境に存在するメイジは、サイクロンメイジ、レノクエストメイジ、秘策メイジです。
サイクロンメイジに対してマナ消耗を撃つタイミングは、相手が5マナを使えるターンです。
サイクロンメイジが奇数デーモンハンターに対して採ることができる勝利プランは「魔法使いの弟子」+「フレイムウェイカー」による盤面クリアのみのため、相手に5マナを使わせない動きが重要です。また「ロウゼブ」が引けている場合にはこちらでも「マナ消耗」と全く同じ働きができます。
サイクロンメイジは「認可冒険者」によりコインを得ることができるため、どのタイミングで相手が弟子ウェイカーで走り出せるのかを考え、確実に相手の勝ちの目を潰すことが重要です。
レノクエストメイジに対しては、「レノ・ジャクソン」を防ぐことが重要です。そのため、「マナ消耗」を撃つタイミングは相手が6マナを使えるタイミングです。
また、レノクエストメイジが奇数デーモンハンターに対して採れる勝利プランは「竜の女王アレクストラーザ」によるビートダウンか、「マナの巨人」「魔力の巨人」によるビートダウンのため、「レノ・ジャクソン」を出されたとしても諦めずに戦っていれば勝てることが良くあります。
秘策メイジに対しては、「アルドラキ・ウォーブレード」による生命奪取の回復がかなり重要です。相手が何メイジかわかっていない場合はキープしませんが、秘策メイジだとわかっている場合にはキープしましょう。
「魔力のフラックメイジ」を引かれている場合にはほとんど勝つことはできないため、序盤に盤面を作れていれば「魔力のフラックメイジ」+「カバールの下っ端」+「秘策」の組み合わせ、「魔力のフラックメイジ」+「古代の謎」+「秘策」の組み合わせによる2点AoEをケアするタイミングで「マナ消耗」を撃つと良いです。
また、秘策メイジは秘策が貼られていないと強くないデッキであるため、秘策を使用される3マナのタイミングでの「マナ消耗」も刺さります。
そのため、相手が3マナか4マナを使えるタイミングで「マナ消耗」を撃つのが基本です。
②プリースト
このデッキでプリーストと対戦するときはレノプリーストを想定してマリガンします。
奇数デーモンハンターの1マナミニオンは多くのヘルスが2しかないため、「無限竜の息吹」の2点AoEが非常に良く刺さってしまいます。そのため、「サテュロスの監督者」+ヒーローパワーの動きはあまり強力な4マナの動きにはなりにくいです。マリガンでは「サテュロスの監督者」はキープせず、他の3マナのドロップのミニオンや「ヘンチ・クランのゴロツキ」を探した方がいいです。
「マナ消耗」を撃つタイミングは、「レノ・ジャクソン」や「ドラゴンファイア・ポーション」が使用される6マナのタイミングがベストでしょう。
ほかにも、自分の盤面に刺さる除去をケアする使い方が強力です。
例えば「無限竜の息吹」で全除去される盤面であれば4ターン目より前に撃ってもいいですし、「影狩アンドゥイン」による雄叫びの除去が刺さる盤面であれば8マナ使わせないようにするタイミングで使用したりします。
そのため、自分の盤面、相手のデッキの中身、自分の手札を把握して柔軟に撃っていくことが必要で、ゲームへの理解度が求められます。
③ウォーロック
相手がウォーロックの場合、キューブロックかディスカードウォーロックかわからないため、非常にマリガンが難しいです。
キューブロックである場合、「魔力喰い」による沈黙が必須になります。そのため、マリガンでは1枚はキープします。また、「マナ消耗」は必ずキープします。
キューブロックが相手の場合、「マナ消耗」を撃つタイミングは相手が3マナ使えるタイミングと4マナ使えるタイミングです。
キューブロックが3マナ使う動きは「空を覆う暗黒」による除去、もしくは「悪魔感知」で悪魔をサーチしにいく動きです。
「空を覆う暗黒」による除去が1ターン遅れると打点が非常に伸びるうえ、「悪魔感知」による「ヴォイドコーラー」のドローや踏み倒し先の悪魔のドローを抑えるだけで、キューブロックの動きは格段に弱体化します。
また、悪魔を踏み倒し始めるターンである4ターン目にマナ消耗を撃つ動きも非常に強力です。
4マナ目に合わせてマナ消耗を撃つと、相手のマナが2マナになるため、「空を覆う暗黒」も防ぐことができます。
そのため、自分の盤面と手札を見て3ターン目に「悪魔感知」を撃つ暇を与えて4ターン目に「マナ消耗」を撃ち、完封する駆け引きも生まれてきます。自分の盤面が強靭であれば「空を覆う暗黒」をケアし、そこまで強く無ければ4ターン目の「マナ消耗」を見据えて動きましょう。
ディスカードウォーロックが相手の場合、「マナ消耗」を撃つタイミングは2マナ目がベストです。ディスカードウォーロックは2マナミニオンに破棄能力持ちが多く、破棄しないと始まらないディスカードウォーロックに対しては、まず破棄させないことが最も強いマナ消耗になります。
単純に2ターン目に何もさせずにターンパスをさせて、こちらから一方的に展開する流れも強力であるため、積極的に2マナ目に撃っていきましょう。
④ドルイド
相手がドルイドである場合、「アズィノスのウォーグレイブ」を必ずキープします。理由は、ドルイド最強のカードである「広がりゆく虫害」をケアするためです。
「広がりゆく虫害」の1/5挑発に対して、「アズィノスのウォーグレイブ」+ヒーローパワーによる5点の連続攻撃が非常に良く刺さります。そのため、対翡翠ドルイドのマッチアップは5分となっています。
「広がりゆく虫害」が使用される6マナのタイミングでは、「アズィノスのウォーグレイブ」で処理できるように4体以上並べないようにしていく意識も重要です、
「マナ消耗」を撃つタイミングは4マナの「樫の召喚」、6マナの「広がりゆく虫害」、10マナの「究極の浸食」です。
⑤奇数ウォリアー
このマッチアップは「マナ消耗」のタイミングによっては必勝レベルで「マナ消耗」が刺さります。
奇数ウォリアーが強力な動きをし始めるのは5マナ以降のターンです。5マナ帯の動きとしては「スーパーコライダー」、「乱闘」、ヒーローパワー+「大暴れ」、「ダイノ・マティック」があります。
この5マナ帯の動きを一度封じるだけで、奇数ウォリアーの除去が滞り、一気に顔面を削ることができます。
また、5マナの時に「マナ消耗」を撃つと3マナは使用できるため、「大暴れ」によるAoEは防ぐために装甲は削っておくプレイをする必要はあります。
⑥奇数デーモンハンター
このマッチアップは普通に対戦していれば先攻がガン有利ですが、後攻側がプレイングによって捲ることもできる非常に難しいマッチです。
このマッチアップは、主に3~6ターン目の動きで勝敗が決まります。そのため、2ターン目の時点で7ターン目までの動きを見据える必要があります。
まず、このマッチの目指すところは「憤怒のプリーステス」を先に着地させることです。
そのため、どうやって6ターン目までに盤面をとって、安全に「憤怒のプリーステス」を着地させるかを考えます。
このミラーで最初に気を付けることは、3ターン目~4ターン目の動きです。
上に書いたように、奇数デーモンハンターは3マナミニオン+ヒーローパワーによってゲームを破壊しようとする動きをします。その時点で、「サテュロスの監督者」、「ヘンチクランのゴロツキ」を処理できなかった方はまず勝つことはできません。
そのために、1~3ターン目までにしっかり1マナミニオンと3ドロップで盤面の取り合いに参加する必要があります。
1ターン目の動きとして、先手は1マナミニオンを置く or ヒーローパワーエンドをします。先手は1ターン目に1マナミニオンを一枚だけ持っているときはヒーローパワーエンドをします。理由は先手が初手に1枚ミニオンを展開し、後手がヒーローパワーで処理した場合に2ターン目にヒーローパワーエンドをすることになり、盤面を明け渡すことになるからです。
また、1ターン目の2ターン目の動きがしっかりできたら「冷たき影の紡ぎ手」の使い方が重要です。前述のとおり奇数デーモンハンターは3マナミニオン+ヒーローパワーのシナジーが非常に強力です。そのため、4マナ使えるタイミングで相手の顔面を凍結させることにより、実質マナ消耗のような使い方が可能です。
「ヘンチ・クランのゴロツキ」に対しては、「アルドラキ・ウォーブレード」+ヒーローパワーの組み合わせによる4点ダメージによるカウンターと、4ターン目にこのカウンターのために「アルドラキ・ウォーブレード」を装備すると、5ターン目に「グレイブの達人」が4点を飛ばしながら登場できる流れは知っておいた方が良いです。
「マナ消耗」を撃つタイミングは最善は「憤怒のプリーステス」が立つ7マナのターンですが、7ターン目に「憤怒のプリーステス」を安全に投げるために相手の「グレイブの達人」を防ぐための6ターン目「マナ消耗」も良い手ですし、相手の3マナミニオン+ヒーローパワーに対する回答を道合わせていなければそこで「マナ消耗」もあり得ます。
つまり、ミラーにおいてのマナ消耗を撃つタイミングは「盤面をとれるタイミング」になります。そのため、ミラーマッチではお互いの盤面と手札の状況を把握しきる実力が問われます。
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